耳に明るいと書いて『みみご』と読みます。耳の神様として、全国的にも有名な神社です。
この神社では、サザエの殻の中にお酒とお米を入れお供えしお願いすると、よく叶えてくれると伝わる特殊神事があります。
別名『有徳神社』とも言い、耳を明るくして人のことを聞くと徳が有り、運を開く神様としても信仰されています。
御由緒
創立年代不詳なるも、鎌倉時代初期(約八百年前)巻幡氏先祖の藤原泰高が因島に来島し、祖神天児屋根命をお祀りしたのが始まりと伝えられる。
ご祭神の天児屋根命は、中臣氏の祖神で、天照大神様が天の岩窟に隠れられた際、天の岩戸の前で祝詞を奏し祭りを執り行った神様。中臣氏は、「ナカトミ」として神と人との間を執り持つ役割を担い、その子孫は藤原・中臣・藤波氏などとして栄えた。
いわれ
昔々あるおばあさんのお孫さんの耳が聞こえなくなったと、大変心配されていました。耳明神社に「どうぞこの孫の耳をなおして下さい」と、お願いしたところ、お孫さんの耳が、だんだん聞こえるようになったといういわれがあり、今もなお信仰されております。昔からお参りが多く、叶った方々の口伝えで船でお参りされたりしておりました。
貝のサザエの形が、耳の形と良く似ているということで、サザエの貝の奉納をします。その中にお酒とお米を入れてお供えし、お願いすると良く叶えてくれると伝えられています。
ご祈祷のご案内
ご祈祷のお申し込みを頂くと、願い主の住所と氏名・願意・本人住所・氏名・病名等をご神前にて奏上し、平癒をご祈念申しあげます。
※詳しくはパソコンサイトでご覧いただけます。
耳祭りのご案内
毎年3月3日
「耳の縁日」として、耳祭りが奉納されます。
境内に祀られたお多福耳を、それぞれ願いを込めながらくぐります。
尺八と琴の演奏等の奉納の他、癌封じの笹酒や耳型の白玉入りぜんざいの振る舞い、青空市が行われます。
※詳しくはパソコンサイトでご覧いただけます。